～僕とスニーカー～vol. 6
僕とスニーカー第６回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
それでは、インタビューを始めたいと思います。
本日のお相手は工学部四年生の中尾さんです。
ーそれでは、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ー早速ですが今日のコーデについて教えてください。
寒い時期にスニーカー巡りをする際に決まってする格好です。スニーカーはジョーダン4 "What The" です。パンツは結構お気に入りで海外で買ったものです。身長＋10cmのくらいの丈感で、足首でクシャとさせるのが好きです。ある意味国籍によるスタイルの悪さを痛感させられます。
何回かこの格好で抽選に並んで、当てたりしているので験担ぎ要素も大きいですね。
ーありがとうございます。
ちなみに、一番最近買ったスニーカーは何ですか？
エアジョーダン１のRoyal Toeです。実は半年間ぐらいスニーカー界隈から離れてたので、買ったのは結構前になりますね。
ーなるほど。中尾さんが持ってる靴はナイキが多いイメージですが、好きなブランドとなると、やっぱりナイキになりますか？
結果的にはそうなりますね（笑）ブランドが好きというか、気づいたら手に取っているのがナイキって感じです。他のブランドはほぼ持っていなくて、ニューバランスとコンバースを少しくらいですね。以前はアディダスのイージーブーストも持ってましたがもう手放してしまいました。
ーいま手元にある靴で何足くらいになるんですか？
20個に満たないくらいですね。手放している靴が多いので、累計で買った靴で言うと40足くらいだと思います。高校の友達がスニーカーにハマっていたのでそれに影響されて高校生の時からスニーカーは買ってましたね。ちなみに40足のうち35足くらいはナイキです。
ーなるほど、買っているスニーカーが多い分、手放しているスニーカーも多いんですね。話は変わりますが、服や靴で言うとどういったテイストのものが好きなんですか？
中高のとき、上下は制服で靴は自由だったんですよ。その当時の友達がすごくお洒落で、制服にナイキのスニーカーを合わせているのを見て、その着こなし方に憧れてましたね。そういうルーツもあってTシャツよりもYシャツ、短パンより長ズボンなど、きっちりしたものにスニーカーを合わせる、という服装が好きですね。全然違うテイストの服が欲しくなることも多いですけど（笑）
ー中尾さんの持っているスニーカーの話を聞いていると、フォーマルな服装に対するハズしとしてのスニーカーが多いように感じるのですがそこはどうでしょうか。
持っている靴の中には履く用ではなくて、観賞用の靴も多いので必ずしもハズしとして買ってるわけじゃないかもしれないですね。普段履き用の靴に買っている靴はフォーマル寄りのものが多いです。観賞用の靴と履く用の靴で全然テイストが違っている節がありますね。
ーなるほど、スニーカーが好きで収集している側面と普段履き用の靴を買ってる側面が個別に存在しているという感じですか。ちなみに普段履き用の靴はどんなものがあるんですか？
例えばニューバランスのM1500や、紺色の大人しめのコンバース、真っ黒のスタンスミスとかも履いたりしてますね。
ーコンバースやニューバランスはあくまで履く用として買っていると。
そうですね。その辺の靴はデザイン性よりも機能性重視で選んでいます。機能性を犠牲にして靴を履く、ということは少ないですね。お気に入りの靴のためにサイズ違いを我慢して履くっていう話もよく聞きますが、自分は靴に対してそういった我慢はしたくないと思っているタイプなので。
ー逆に観賞用のスニーカーを履くときはどういうタイミングで、どういう服装と合わせているんですか？
基本的に靴以外の服装は観賞用のスニーカーを履くときでも変わらないですね。どちらかというとフォーマル寄りの格好のまま、ハズしとしてそれらのスニーカーを履いてることが多いです。気分転換に久しぶりに履いてみようかなと思った時であったり、室内など確実に靴が汚れないような外出のときであったり、そういった条件のときに履いてますね。
ーお気に入りの靴は絶対汚したくない気持ちはよく分かります。履く用と観賞用とで二足欲しくなりますね（笑）
ほんとにその通りです（笑）
ーまた服の話になりますが、古着を買う機会は多いんですか？
買ったことはありますけど、そんなに多くは買ってないですね。正直古着屋には靴を見に行ってる節があります。あと財布とかの話なんですけど、欲しいものが売り切れている時とかに、古着屋をめぐって似たようなモデルを探す、という用途で使うこともあります。服を買うために古着屋に行く、ということは少ないですね。服を買う時はなんだかんだ新品のものを買うことが多いと思います。
ー新品の服を買いに行くときにいつも入るような店とかはありますか？
特定のブランドが好きとかはないですね。メンズ館とかに行って、良い感じの商品がパッと目に入ったときに、その店の中を見に行ってみる、ということが多いです。店の前とかに置いてある商品が気に入ったならそこに置いてあるものも気に入るだろう、という理屈です。
ーそうやって選ぶ中で、割とフォーマル寄りのものが多くなるということですね。
そうですね。ただ、正直なところ服に対するこだわりはそこまで強いわけではないかもしれないです。小中高では私服を着る機会が塾に行くときくらいで、その時はずっと色違いのポロシャツを着まわしてましたね。そういうこともあって服に対してこだわりを持って選ぶ、ということにあまり慣れていないと感じます。
ーブランドで服は選んでないとのことですが、なんだかんだでよく買っている、みたいなお気に入りのブランドは無いんですか？
最近はあまり買ってないですけど、昔はエヌハリウッドが好きでしたね。よく行くセレクトショップに多く置いてたので。Tシャツとかも持っていますが、シンプルなものから一風変わったものまで幅広くあって面白いです。今年はコロナのこともあってほとんど買い物してないのでこれからですね。
ーなるほど。スニーカーの話に戻りますが、持っている中で一番のお気に入りのスニーカーは何ですか？
ナイキ×sacai LDワッフルです。最近ずっと室内履きとして使ってますね。
ー推しポイントは何でしょうか。
デザイン性が高いのは言うまでもないですが、実際履いてみて、履き心地がよかったというのも大きいですね。院試勉強のときにこれを履いてましたけど、メッシュ素材なのもあって涼しくて快適でした。基本的に機能性とデザイン性はトレードオフだと思っていたので、それを覆してくれた一足ですね。
ーちなみにsacaiの服が好きかというとまた違った話になるんですかね？
買おうかな、と思って時期はあったのですが、似合わないかなとも思ったので。実際にsacaiの商品を店に行って合わせてみたことがないので、食わず嫌いってことがあるかもしれないです。
ー鑑賞用で集めているスニーカーはストリート系が多い感じですが、服に関してはそうでもなさそうですね。
そういう靴に合わせてストリート系の服を買ってみようかな、と思ったことはあったのですが、どうしてもストリート系が自分に似合わないなと思ってしまって敬遠してますね。オフホワイトの服とかも一着ぐらいは持っているのですが、そういう事情もあってあまり着れていないですね。
ー集めているスニーカーはデザイン志向が高めのものが多そうですね。
鑑賞用としている靴は、ある意味美術品的なものとして見ている節がありますね。それもあって定番モデルを観賞用として買うことは少なくて、観賞用とするのはデザインが凝らされたコラボ品が多くなっているのかもしれないです。
ー服に関して同じようなことは無いですか？
基本的には無いですね。服に関しては靴と違って鑑賞するということがそもそも無いので。どうしても服を買う時に、自分はこれをちゃんと着こなせるか、と考えてしまうことが多くあって。それもあって服を買う時は実際に着てみてから買うことが大半ですね．
ーなるほど、それなら通販で買うことは少なくなりそうですね。
そうですね。服はほとんど通販では買わないです。靴に関しては通販で買うこともありますが、実際の店舗で似た商品の試着をしてサイズ感を確かめてから購入しています。
ー鑑賞用の靴を買う時は、何を決め手に購入するかどうか判断していますか？
誰とコラボしてるか、とかは考えたことがないですね。この配色やこのデザインがいい！と思ったものを買っています。コラボモデルのスニーカーを買うにしても定番の形よりは、二つか三つ、尖ったポイントがないと購入しようとは思わないですね。
ーお気に入りとは別に、思い入れのある一足はありますか？
最初に靴を好きになったきっかけは中高の時の友達の靴でしたね。その友達がアメリカに旅行に行ったときに、現地でエアフォースワンのインディペンデンス デイ (アメリカ独立記念日モデルとして販売されたスニーカー) を買ったらしく、それを制服に合わせてるのがめちゃくちゃ格好良くて、スニーカーにハマるきっかけになりました。それと、その友達から誕生日のときに貰ったエアマックス90のBamboo Safariも思い出の一足ですね。高校の三年間ではずっと履いてました。
ーこのエアフォースワンを制服に合わせてたんですか！すごいセンスですね！
ちなみに今欲しいスニーカーはありますか？
この間、ENDの抽選で当たらなかったフラグメント×モンクレール×コンバースのコラボモデルですね。フラグメントのコラボにありがちなんですけど、一見シンプルに見えてよくよく見たらかっこいい、っていうポイントが魅力です。
ーちなみにこれは履く用か観賞用のどっちで買いたいんですか？
微妙なラインですね。履きたいっちゃ履きたいんですけど、実際に届いたらやっぱり観賞用にしたくなる可能性も否めないので（笑）逆に観賞用で買ったスニーカーが履く用に変わったこともありますね。実際に見てみないと分からないですね。
ースニーカー同好会に入ったきっかけは何でしたか？
二年前のサーオリがきっかけですね。もともとレゴ部に入っていて、サーオリの時にちょうどレゴ部のブースの近くでスニーカー同好会の出展があったので休憩中に見に行ってみようと思って。
ー入ってみてどうですか？
入る前と入った後ではスニーカーに関する情報量が変わりましたね。入る前はナイキにしか関心がなかったですが、入ってからは他のブランドに目を向ける機会も増えたので刺激になりました。
ー今後の展望は何かありますか？
一回過去に企画の話があったとは思うんですが、同じ阪大生として、大学内の生徒の足元事情を知りたいというのはありますね。イメージですけど、変わったものを履いてる人とかはとことん尖ってそうで面白そうだなと思ったので。
ー面白そうですね！ぜひそういう人たちに話は聞いてみたいです！
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
～僕とスニーカー～vol. 5
僕とスニーカー第５回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
前回に引き続き、阪大スニーカー同好会のメンバーである外国語学部二年生の土岐唯人さんにインタビューしたいと思います。
ーそれでは土岐さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ー早速、今日のファッションについて聞かせてください。
スニーカーは基本シャツコーデの外しに使うことが多いのですが、スニーカーの柄が桜柄ということで、カッチリというよりは、暖かくフワッとした印象を与える為に、オーバーオールを使って超カジュアルにしてみました。
トップスとスニーカーの色をピンクで統一することで、コーディネート全体にまとまりを持たせています。あとは、95自体がボリュームのあるモデルなので、足先にかけてシルエットが広がっていくように、トップスのTシャツは割とジャストサイズのモノを採用しています。全体的にバランスの取れたコーデで、シンプルながらも気に入っています。
テーマはアメリカですね…桜柄とは真反対ですが…しっかりアメ車の隣で写真を撮ってきました！
ーコーデの写真にもこだわりが感じられますね。スニーカーについて詳しくお聞きしてもいいですか？
Air Max 95 PRM 'Cherry Blossom'というモデルになります。アッパーには桜のプリントがあり、側面は桜のデジタルモザイクになっています。日本限定のモデルで、一目ぼれして ナイキの社販で買いました。コロナのせいで桜の時期に履けなかったんですけどね(笑)
その他の特徴的なポイントとしては、アッパーの前側にリサイクル素材が使われています。それが今のファッション業界の持続可能な社会実現に向けた取り組みとマッチしていて、コンセプト的にも気に入っています。
ーありがとうございます。
それでは、具体的なインタビューに入っていきます。まず、好きなブランドはなんですか？
ナイキですね。なんで好きかというと、エアマックスが好きだからです(笑) 最初はナイキかアディダスしか知らなくて、その二択ならナイキという感じでした。自分としてはハイテクなモデルの方が好きですが、アディダスはクラシックなモデルのほうがかっこいいと思っているので…。
ーなるほど。靴を買うときにはどのようにして選ぶことが多いですか？
靴の選び方は、古着とか服を選ぶ感覚に近いと思います。また、欲しいものを決めて買いに行くというよりは、その場のインスピレーションでぱっと選んで買うことが多いです。あと、新品で買うことはあまりないですね。古着屋やリサイクルショップで、その場で見て決めます。もちろんリーク(アーティスト等によって事前に小出しされる新作の情報)を見て狙いにいくこともありますが…。
今のスニーカー界は、有名人とコラボした特定のモデルに人気が殺到し、一瞬で売り切れて高値で転売されることが当たり前になっています。そんなプレ値（高値転売によるプレミアムな値段の略）は諦めているというか、インラインモデル（公式から普通に販売されるもの）の方がいいかなと思ってます。
ーまあ、そもそもプレ値の靴は狙っても買えないんですが…(笑)
一期一会的な靴との出会い中で、特に惹かれるポイントというのはありますか？
シンプルな（NIKEの）エアフォース1や（アディダスの）スタンスミスよりは、人と違ったモデルで個性を出したいと思っています。多色使いのモデルや変わったモデルなど、あんまり人が履いてないものを選びますね。派手なモデルだけど履けるってレベルのものを選びます。
あとは、ローテクよりはハイテクなデザインの方が好きですね。エアマックスが好きなのと、プーマのセルとかも興味があります。いわゆる、男心くすぐられるようなモデルです。
ーでは、そもそも靴を好きになったきっかけはなんですか？
最初は靴というより服に興味がありました。高1か高２くらいで服に興味が出てきたのですが、当時は靴にこだわりはありませんでした。しかしそのうち足元もかっこよくないとだめかなと思いだして…。
最初はスタンスミスが欲しかったんですが、誕生日に買ってもらう靴を選んでいて、エアジョーダン5を見た時に衝撃を受けました。アッパーの窓やエアーの部分、クリアソールなどを見て、こんなにも男心くすぐるような、中二病な靴があるんだって…(笑) そのときから古着屋に行って変わった靴を集め始めてました。
ー初めての靴が５って生粋のスニーカーヘッズ(スニーカーの熱狂的ファン)感ありますね…(笑)
所持している中で特に思い入れのある一足はありますか…？
エアジョーダン５の後に買ったCNYのジョーダンが一番ですね。高３の時、初めて自分で貯めたお金で買ったスニーカーなので思い入れがあります。デザインも、刺繍入っている所などが人とは違っていて、こんな靴を履いてる人は地元には全然いませんでした(笑) スニーカー好きになる上での方向性を位置づけた一足だと思っています。
ー大学生になった今、バイトで金稼げるようになったことで買える靴は増えましたか？
青森では買う場所すらなかったです(笑) こっち来てからもう20足以上くらい買ってます。しかし、地元にいた時に感じていた、スニーカー買うときの高揚感、緊張感みたいなものは無くなってきました。月１とかで買ってたら高揚感も無くなってきますね…。なので、初心にかえることができるような素敵なモデルに出会えればと。
エアコマンドフォースというモデルを高校生の時から探してるのですがなかなか見当たらなくて。それが買えたら久しぶりにテンション上がりそうです。
ーエアコマンドフォース？
有名って程でもないかもしれませんが。ハイカットのバッシュ（バスケシューズ）ですね。今欲しいのは青と白のものかデニム柄のものですが、なかなか見つかりません…。
こんなにハイカットなモデルは中々ないですし、ポンプで空気を入れる機構にも惹かれてます。意味はあんまりないかもしれませんが(笑)
ーポンプフューリーのポンプ使ってる人はほとんどいない説ですね(笑)
高校の時（プーマの）ディスクブレイズを欲しいと思ってた時期もありました。青森にはなかったので買えませんでしたが。あれも中二心をくすぐりますね。
ー青森ってスニーカーショップはほとんどないですか？
ほとんどないです。ABCマートも都会とは違って、青森はインラインのモデルすら全然ないです。スポーツショップで売ってるランニングシューズみたいなのが中心ですね。かっこいいスニーカーを買おうと思うと、リサイクルショップくらいしかなかったです。なので逆に大阪のABCマートに来て興奮しましたね。
ーそれでは、今欲しいスニーカーはありますか？
先程話したエアコマンドフォース、そしてエアプレッシャー。あと、スニーカーじゃありませんが、ドクターマーチンのコラボモデルなども最近は気になっています。また、エアマックスみたいにゴリゴリにハイテクしてない、落ち着いたモデルも欲しいと思ってます。ニューバランスの990v5や1500などですね。
最近はかっこよさだけでなく、機能に特化した部分にも着目しています。履き心地などは今まで気にしていなかったのですが、サークルにニューバランス推しの人がいて、気にするようになりました。
ー990v5は履いたことないですが、履き心地の評判はよく聞きますね。
それでは最後に、スニーカー同好会の今後の活動について聞かせてください。
内輪で楽しむサークルなので、外に発信するのは中々難しいと感じます。しかし、スニーカー好きが増えるような活動はしたいです。服は好きだけど足元にはそこまで関心がないという人が多い印象があって。当サークルのスニーカー展示会に来てるときはみんな興味ありそうに見えるんですが…。とりあえず、外部に情報を発信出来ればと思っています。
ー本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
～僕とスニーカー～vol. 4
僕とスニーカー第４回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
前回に引き続き、阪大スニーカー同好会のメンバーである澤さんにインタビューしていこうと思います！
澤さんは同好会の中でも屈指のナイキの熱狂的なファンです。アイコニックなモデルから珍しいモデルまで、幅広く収集してるということもあり、面白い話が聞けそうです！
ー本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ー早速ですが今日のコーデについて教えてください。
まず一番目に付くのはライダースですね。セカンドストリートのオンラインのアプリでライダースを探してしたところたまたま見つけて購入しました。落書きの元ネタはアメリカ人ラッパーのリル・ピープです。ラップの歌詞や本人のタトゥーが書かれています。
ライダースの下にはアントン・リシンのパーカーを着ています。パーカーをインすることでDOLCE&GABBANAのベルトのバックルが目立つようになっています。
靴はエアジョーダン1のヌーヴォー スネークスキンです。全体的にダークな雰囲気のファッションにブーツ感覚で合わせています。
ー個性的なアイテムが多いですね。服や靴はどこで買っているんですか？
古着屋が多いですね。新品を買って周りと被るのが嫌なので（笑）
ただ、アントン・リシンはまだ市場にそんなに出回っていないというのもあって、新品で買っています。取り扱っている店も少なく、デザイナーにインスタでDMを送ったら返ってくるほどです（笑）
ー靴について、エアジョーダン1の推しポイントを教えてください。
一目見ただけで分かるオーセンティックなバッシュの形が魅力ですね。キレイ目スタイルにも合わせられる反面で、ブーツのような履き方もでき、エアジョーダン1のバックグラウンドを考えるともちろんストリート系のファッションにもマッチします。
ーエアジョーダン1はファッションアイテムとしての完成度が非常に高いですね...。
となると、好きなブランドはやはりナイキですか？
そうですね。ナイキだけで21足持っています（笑）
ーナイキだけで21足！？すごいですね...。
逆にナイキ以外はそんなに持ってないですね。アディダスのイージーブーストやBAPESTAくらいです。
ーナイキはスニーカー好きの中でも熱狂的なファンが多いですね。ナイキのどんなところに魅力を感じますか？
自分が好きなスニーカーは90年代のモデルが多いのですが、そのくらいの年代の復刻が多いことですね。例えば、アディダスになると80年代のオーセンティックなスニーカーが多いイメージです。もしアディダスが90年代の復刻を多く出していたらそっちのファンになってたかもしれないです（笑）
ー靴を選ぶ時の基準を教えてください
やっぱり自分の心に刺さる90年代のモデルを多く買ってしまいますね。別にブランドにこだわっているわけではないんですけど。
話がそれますが、ナイキはアパレルでも90年代のものが多く出回っているのでそのあたりも買っています。どうしても全身を90年代で統一したコーデをしたくなってしまうので。
ー思い出に残るスニーカーはありますか？
ひとつはエアジョーダン1のmidですね。当時は自分が住んでいた神戸にまだあまり大きなスニーカーショップがなかったので、スニーカーに触れる機会が少なかったんです。そんな中、ABCマートでたまたまこのモデルを見つけて、一目見たときにカッコよすぎて即買いましたね（笑）
もう一つはナイキのモアテン(エア モア アップテンポ)です。センター試験二日目に買った、思い出の一足です。センター試験会場が三宮を通る場所にあったので、センター試験後に友達と三宮まで遊びに行ったんです。そこのセカンドストリートに前から欲しかったモアテンがあったんです。当時はかなり人気なモデルでなかなか手に入らないっていうのもあって即決しましたね。ただ、手持ちのお金がギリギリ足りなかったのでレジに置いておいてもらって、ダッシュで家までお金を取りに行きました（笑）
実は古着屋でスニーカーを買ったのはそれが初めてで、それからはセカンドストリートに足しげく通うようになりましたね。近くに新品を取り扱っている店舗が少ないっていうのに加えて、古着の一期一会な感じが魅力的に感じました。
ーちなみに一足いくらくらいのものを買っているんですか？
二万円以下くらいの値段のものが多いですね。自分の中でも二万円が高いと思うボーダーラインな気がします。最近は欲しいものが一万円以下で売っていたら即買っちゃいます。
ー手入れは何かしているんですか？
履く前に防水スプレーは必ずかけていますね。ソールの汚れは、クリーナーがあるのでそれを使って落としています。ラバーソールなんかは消しゴムとかでも汚れは結構落ちますね。アッパーの汚れは靴の修理屋に行ってリペイントしてもらうこともあります。
ーお気に入りの一足は何ですか？
ナイキのエアバラージLowのOG (オリジナル) です。神戸大学の学園祭に行ったときに出店で古着屋の店員さんと話した時に、おすすめのスニーカーとして教えてもらいました。もともとは96年に発売されて、その時はまだローカットモデルは復刻もされておらず、日本での取り扱いもなかったのでかなりレアなスニーカーでしたね。
ーレアなスニーカーといえば、ナイキは他ブランドとのコラボも積極的に行っていますが、そういったコラボスニーカーはやっぱりお好きなんですか？
ナイキのコラボだから好き、という訳ではないですね。既存のモデルに対して、どのように意匠が凝らされているのかという点が大きいです。カニエ・ウェストやsacaiのコラボのように、デザイン性の高いものは好きですね。
ー今欲しいスニーカーは何ですか？
発売はまだですがイージーブーストの451は結構興味ありますね。ナイキとオフホワイトのコラボのラバーダンクも気になっています。ラバーダンクのアッパーはP-6000というランニングシューズが基になっているんですが、このP-6000はエアペガサス2006が基になっているんです。つまりラバーダンクは、2000年代初頭のデザインが現代に生まれ変わったモデルなんです。2000年代のスニーカーはメカニカルな雰囲気のものが多いので、ガンダムとか好きな人はハマるんじゃないですかね。カラーも近未来感あふれる感じで好みです。
ー最後に今後のサークルの展望について教えてください
サークルの知名度を上げるという意味では、グッズとかは作ってみたいですね。あとはファッションサークルとしての知名度も今後の活動で上げることができればと思います。
ー今日はありがとうございました...！
～僕とスニーカー～vol. 3
僕とスニーカー第３回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
今回は前回の副会長に続き、阪大スニーカー同好会のメンバーである久保田さんにインタビューしていこうと思います！
久保田さんは一回生にもかかわらず、スニーカーやそれにまつわる文化的背景に至るまで、豊富な知識をお持ちです。
ー本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ー早速ですが今日のコーデについて教えてください。
いつも通りです(笑) 最近スケーターファッションにハマっていて…でもポーザー*1にはなりたくなかったので、スケボーも始めました。
ズボンはXLARGEです。太いズボンを探していて、いいなと思ったのがたまたまXLARGEだったという感じです。履きすぎて古着屋で買ったみたいになっちゃってますけど、買ったのは新品です。
ー古着じゃないんですか！？すごいですね…
上は、シュプリームですね。色合い自体は、靴に合わせてっていう感じです。
ーそれがたまたまシュプリームだったと…(笑)
今日のメインは靴ですね(笑)。リーボックのBB4600 Highっていう定番のモデル。それとBBCicecreamと、コンプレックスコンのトリプルコラボ。ボストンで開催された短い期間に発売したやつを、スニーカーコンで買いました。
もともとネットで見つけてて、リーボックの靴も欲しいなと思っていたところで、これなら買ってもいいと思ってたけど諦めてたとこだったんです。
ーファッションを組み立てる時の意識も、色味などの統一を意識されているんですね。
それもありますけど、全身で文化、というかカルチャー？を統一出来たらという意識で選んでます。お金が追い付かないところは妥協で…(笑)
ー今日リーボックのスニーカーを履かれていますが、特にリーボックがお好きなんですか？
そんなこともないです。リーボックはこれしか持ってませんし。好きなブランド、と言われると…コンバースになりますかね。他には、アディダスやナイキも好きです。
ー他にはどんな靴をお持ちですか？
買い始めたのはアディダスからで、コンバース、ナイキ、リーボック、あとアシックスタイガーを持ってます。
ー靴を選ぶ時の基準を教えてください。
あんまり大衆人気は意識したくないですね。みんなに人気だから買わないということもないですし、逆にみんなが注目してないけどこれ面白いじゃんっていうのもあります。 一番重視してるのは、靴そのものの魅力ですが、その靴のもっている歴史とか文化も大きな要因になります。ナイキのAJ1*2が欲しいと思ったりしたんですが、それは歴史とか文化的な理由が大きいですね。
ー歴史やカルチャーを重要視して買われるんですね。
そうですね。なので、オーソドックスなモデルを一足買いがちです（笑）礼儀じゃないですけど、そういう義務感みたいなのは少しあります。
ーそうやってスニーカーを集めだしたのはいつ頃からですか？
ファッションや靴が好きな友人に影響を受けたのがきっかけで…なんだかんだ去年くらいからですね。
ー去年からでこれはすごいですね…。
話は変わりますが、イチオシのスニーカーを教えてください！
イチオシですか…迷いますね…。(今日履いてる)これでもいいんですけど、（笑）ブランドごとに挙げたいくらいですね。 (しばらく写真フォルダーを漁る) 意外とイチオシはこいつかもしれないですね。
色合い、形、デザインがいいですね。そもそもコンバースの定番のチャックテイラーの形が好きっていう所はありますけど、そこから少し外れた良さを感じます。
ー思い出のスニーカーはありますか？
いくつか思いつきますね。何か買う時にとても迷うタイプなので…。初めて買ったスニーカーはめちゃくちゃ悩みましたし、初めてSNKRS*3で買ったスニーカーも悩みました。
今日履いてるこれもかなり悩みましたね。何度も商品の前に行って、一時間…かそれ以上悩んでました。で、これそもそも転売価格だったんで、端数切ってくださいってお願いしたら、百円以下を切ってくれたんです。でも俺が切って欲しかったのは千円以下からだったのでお願いし直して（笑）、そしたら店長さんが、「じゃんけんに買ったら切ってあげる。負けたら値切らず即決する」って条件を提示してくれて。結局そのじゃんけんに買ってキリよい値段で買いました（笑）。そういう思い出は一足一足にあります。
ー今後やりたいファッションとかありますか？
僕としては、スケボーファッションをしたいので、早くスケボーのスキルをそこまで持っていきたいって感じですかね。
ー形だけにはなりたくないと…（笑）
今こういう格好でスケボーやってますけど、窓とかガラスに映る自分の姿を見て、釣り合ってないなー…て思います（笑）あとは、それに関連してスケボーファッションに欲しい服とか靴とかいろいろあります。今は、VANSとビリーズがコラボで出しているsaddle sid proっていうのがあって、それが今めちゃくちゃ欲しいです。普通に１万円するかしないかくらいで買えるんですけど。
ー実力が追い付いたら買うみたいな…？
いや、次見たら買います（笑）
ー１万円しないというと、プレ値*4の靴にはあんまり興味ないですか…？
プレ値がつくから好きだとか嫌いとかは特に無いですね。自分が欲しい靴が買えればそれで良いです。
ー理想ですね…。それに関連して、人気が出るスニーカーを転売目的で購入し、金稼ぎを行っている転売屋と呼ばれる人がいます。その是非については様々な議論がありますが、どのように思われますか？
好きではないですが否定的…という訳でもないです。自分が欲しいと思った靴が買い占められて買えないという状況に陥ると、悔しくはあります。しかし、現にそれが成り立っているという状況にあるので、完全否定する理由にはならないかなと。ただ、そういう人たちは得てしてあまり靴が好きじゃないんだろうなとは思います（笑）
靴が好きで、でも自分が履かなくなった靴をそれに見合った値段で売る、という転売というか受け渡しの形はあるべきだと思います。箪笥の肥やしになるよりはずっといいですしね。まあ純粋にその靴が好きで買う僕らと、いわゆる転売厨の人たちとでは住んでる世界が違うのかな…と。
ーなるほど…。スニーカーについての失敗談などはありますか？
あります（笑）。コンバースジャパンの靴を買ったときに、サイズをミスって、23cmの靴が届いちゃったんです（笑）しかもセール品だったので、返品不可だったんです…。そこでダメ元で返品をお願いしたら、心優しいことに返品送料以外は返金してくれることになって…。まあ結局丸く収まりましたね。
ーフォーム送信したらちゃんと返信来る日本はありがたい国ですね…。海外はまともに連絡すら取れないこともありますし（笑）
オンラインではないですが海外で靴を買ったこともありますよ。ボクシングデー(12/26)に行きましたが、海外はセールをガッツリやるってイメージです。特にハイブランドでのセールは、日本と比べ物にならないくらい値引きしますね。あと、外国の店で靴を買う時は英語の難しさを感じました。「Do you like it ?」って聞かれた時、「Yes.」って答えると買うことになっちゃうし、「No.」って答えるのも違うし迷ってるって英語も咄嗟に出てこないし…（笑）
ー話は変わりますが、靴を買う時のサイズ感について教えてもらえますか？ジャストサイズで選びますか？
ジャストサイズにこだわることは無いですね。僕はあんまり足大きくないですけど、バスケシューズは大きめを意識して買いますし、ランシューは足ぴったりのサイズを買います。それこそスケボーも指先の感覚が大事なので、ジャストサイズで買います。
ーおしゃれだけ考えれば、バスケシューズは27-8くらいが一番かっこいいですもんね。
歩ければ勝ちみたいなところはありますね（笑）
ー最後に、サークルの展望についても教えてください。
まだ一回生ですからね…（笑）僕個人としては、好きな靴について語りたい人たちにとっての憩いの場であり続けたらいいなと思います。そういう意味では、積極的に外部に発信するというよりは、外部の人が僕らの活動を見ていい所だな…と思ってもらえれば嬉しいです。
ー今日はありがとうございました…！
～僕とスニーカー～vol. 2
僕とスニーカー第２回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
今回は前回の会長に続き、阪大スニーカー同好会の創立メンバーで副会長の山田さんにインタビューしていこうと思います！
山田さんはスニーカーに限らず靴全体、特に革靴を愛好されています。
ー本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ーさっそくですが、本日のコーデについて教えてください。
今日はこのアウターをメインとして、家にあった柄シャツから寒色系を選んで、黒スキニーを合わせました。靴は、スニーカー同好会のMT日くらいはスニーカー履かなきゃと思って…（笑）
ニューバランスのM991.9CVっていうモデルです。素材使いが良くて、スエードとレザーとメッシュが組み合わさったデザインになってます。
ロシアの名産品であるキャビアから着想を得たモデルで、高級感があって僕は好きです。
ーお気に入りの一足はありますか？
好きなのは、スニーカーではニューバランスのM1400WAです。履くことはあまりないんですけど、個人的に結構好きです。ニューバランスのM1400ってスエードでできたのものが多いんですけど、その中でM1400WAっていう型番は素材にヌバックレザーを使ってるんですよ。その特別感のある素材使いが個人的にツボというか。
ー持っているスニーカーはどのブランドが多いですか？
スニーカーの引き出しだったらニューバランスが多いですね。ニューバランス以外だとリーボックのポンプヒューリーを持ってるくらいです。
ースニーカーはどのくらいの頻度で買いますか？
今はほとんどなくて、３，４か月に１回くらいです。
ー１足ごとの値段はどれくらいですか？
単価は結構高いものが多いですね。だいたい平均したら２万円くらいで、１万円ちょいから３万円くらいまでは買います。
ー思い出の１足はありますか？
思い出の１足はお気に入りの１足と一緒になっちゃうんですけど、M1400WAです。「足全体が包み込まれるような履き心地」っていう評判が気になって、買ってみたんです。それまでちゃんとしたスニーカーを履いてこなかったのもあって「なんだこの履き心地は…」ってなったのが印象的でした。
ー抽選に並んだりはしますか？
抽選に行くことはあまりないですね。自分の趣味があんまり人と被らないというか…。自分が好きなものは、他の人が見向きもしないものだったりすることが多いので（笑）並んだりすることはないです。
ー選ぶ時のこだわりはありますか？
個人的には見た目に高級感があるというか、上品に見える靴は好きになりやすいですね。素材使いであったり、細かいディテールであったり判断基準はまちまちですが。
ーそれが革靴好きにもつながるんでしょうか？
そうですね、間違いないです（笑）
良い革靴は一目見るだけで「これは良い靴だ」とわかるので、こだわりを持ってます。
ー今欲しいスニーカーは何ですか？
今一番欲しい一足ですか…。スニーカーで結構興味があるのは「HIROSHI TSUBOUCHI」ってところの靴ですね。普段は革靴も作っているようなブランドなんですけど、そこのウイングチップスニーカーが今一番欲しいです。革靴とスニーカーの融合？って言ったらいいのかな、ソール(靴底)がスニーカーのものでアッパー(靴底以外の部分)は革靴のようなデザイン、みたいな感じです。履き心地はスニーカーだけど程よくドレッシーで、高級感もあって好みです。
ー革靴が好きな人からの視点ですね。
確かに。僕がどちらかというとフォーマルというか、ドレス寄りのもののほうが好みなのもあって、スニーカーの趣味もそっちに近いのかな、という感じはします。
ー部活の先輩であり田畑さんに誘われてスニーカー同好会を創立することになるわけですが、その経緯について教えてください。
部活の先輩後輩だったこともあって話す機会が多かったんですけど、話す度にニューバランスオタクの知識というか、いかにスニーカー、もといニューバランスが素晴らしいかっていうのを語られて（笑）その影響を受けてニューバランス良いんじゃないかってなって、そこからでしたね。
ー最初は２人でスニーカー同好会を立ち上げたわけですが、その時の心境について教えてください。
なんだこのサークルは、と思ってましたね…。「スニーカー同好会」って聞いて僕も初めは「いったい何をするサークルでどんな人が集まってくるのか」が想像もつかなくて、そういう意味での得体の知れなさはありました。
ー今、人数が１０人以上に増えたスニーカー同好会についてどう思いますか？
各個人の好みが本当にばらばらすぎて、凄いなあと思います。僕も言えたことじゃないけど（笑）
ー今後、会長になることも考えられると思いますが、これからのスニーカー同好会についてこうしていきたい、ってことはありますか？
僕が会長になったら、「靴同好会」に名前を変更しかねないと思います（笑）
今後はスニーカーだけじゃなくて革靴も語れる人も入ってくれたら嬉しいですね。てか今日革靴のばっか話してるんですけど大丈夫なんですかね…
ー今後してみたい活動について教えてください。
そうですね、いろいろな人に普段どんなものを履いていて、どういう判断基準で履くものを選んでいるのか、っていうのは是非ともいろんな人に聞いてみたいですね。スニーカーであれ革靴であれ、履くものに対してどういうこだわりを持った人がいるのか、とても興味あります。
ーこのインタビューのようなことですね、とても良いと思います。
本日はありがとうございました。
～僕とスニーカー～Vol. 1
僕とスニーカー第１回！！
「僕とスニーカー」とは、 私たち阪大スニーカー同好会のメンバーが靴好きの方にインタビューを行い、靴に関するさまざまな物語を掘り下げていくシリーズです！
記念すべき第１回は、当サークルの会長、田畑さんにインタビューしました！
ー今日はよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
ー早速ですが、今日履いているスニーカーは？
LQQK STUDIO × VANS / Epoch Sport LX です。
ーさすが会長、マニアックですね、この靴のお気に入りポイントを教えてください。
左右非対称なのに統一感のある絶妙なカラーリングが魅力的で、シュータンやヒール部分に使われているレザーによって上品さを演出してる所が良いですね。そしてなんといっても紫がかった色のクリアソール。最高ですね。
ーなるほど、普段から靴を買うときに意識しているポイントはありますか？
ジャケ買い精神、ですかね。
ーと、言いますと？
〇〇年に発売された〇〇とのコラボで…とかもいいんですけど、それよりは見た瞬間の「この配色くそかっこええ」とか、そういう自分の本能の赴くままに靴を買う、って感じです（笑）
ー具体的こういうのにそそられる！っていうもの、ありますか？
自分がこれまで買ってきた靴をざっと眺めてると、「あー俺こういうの好きなんやな」っていうのがはっきり見えてきます（笑）
ーたとえば？
左右非対称、マルチカラー、クリアソール、男心をくすぐるようなプラスチック部品、…。さっきの靴紹介と変わんないですね(笑) なんというか、靴を見てる時とガンダムのモビルスーツ見てるときの心持ちが一緒って感じです。
ー会長運営のツイッター(@handaisneaker)にもその傾向が良く表れてますもんね、こだわりは、靴以外のファッションにも影響しますか？
靴でも服でも、見てるときの気持ちは基本一緒ですね。全身コーデとか一ミリも考えず、アイテム単体で好きなものは買っちゃいます。あと、ついでに思い出しましたけど世界地図柄もめっちゃ好きなんですよ。
ーまちかね祭出展時に来場者人気投票で１位になったあの靴も世界地図でしたね。
ああ、あの靴、そういえば（笑）
ー老若男女に人気でしたが、どこで購入されたんですか？
あの靴はatmos*1とアシックスタイガーのコラボの靴です。争奪戦になるまでは人気じゃなかったんで、発売日の夕方に梅田のルクアに滑り込んで買ったとかだったと思います。
ー普段から靴を買うのに店に並んだりするんですか？
最近はどこも「ネットで抽選」とか「ネット抽選、店舗受け取り」みたいなのが多いので今はネットですね。それまでは何度か並んだりしたんですけど、あんまりいい思い出はないです。最近だと、サンスぺ(下図)の発売日には並びに行きました。自分も含め心斎橋の店の前に並んでいた200人以上の長蛇の列に対し、店にあったのが７足とかでしたね。結果見事に外れて、そのまま梅田の抽選場所にはしごで行きました。
ー大変でしたね、それで買えたんですか？
買えませんでした。梅田でも惨敗して、その後すぐ近くのネットカフェに滑り込んでネットでの先着発売に挑戦したものの、再び撃沈。このモデル、今でこそ店頭にセール価格で並ぶ程人気が落ちましたが、かつてはネット上で高額取引されるレアモデルだったんですよ…(笑)
ーそれは残念でしたね。思い出つながりで聞きますが、思い出の１足ってありますか？
やっぱニューバランスのM1500RGRですね。今もなお最も欲しいと思っているスニーカーの一つです。
ー持ってないんですか？
そうなんです。ネットで見かけた瞬間にめちゃくちゃ欲しいと思って、そこからネット上の情報をくまなく調べましたが見つからず…。発売したのも結構前(2014年)のことなんで自分のサイズがどうしても見つからなくて。そしてある時"size?"っていうイギリスのサイトで在庫があるっていうのを発見して、急いで購入したんですよ。その後家に届いたんですが、段ボール開けたとき、なんとナイキの箱が出てきて。「まぁ海外のサイトならナイキのボックスなことぐらいあるだろう」と思って開けたら、ナイキの普通の黒いランニングシューズが入ってました。あの瞬間の絶望は忘れられませんね。とりあえず、サイトに英語で「注文した商品と違うものが届いた」てメールを送ったら、「Hi, Hiro!注文番号教えて!」ってフランクな感じで返ってきました。こっちは怒ってるのに(笑)。そこからは、返信しても連絡が途絶え、再びメールしたら別の人から「Hi, Hiro!」って返ってきて同じやり取りを繰り返す…。そんなことが幾度も続きました。
―日本では考えられませんね。
そうなんです。いい加減イライラして、「さっさと正しい商品おくるなり返金するなりしてくれや」ってやや切れ気に送ったら、ようやく「届いた品物をこっちに送ってほしい」って言われまして。国際郵便だから送ろうと思ったら送料で3000円ぐらいかかるんですよ。しょうがない、今回は勉強代だと思いつつ返品しました。そして3か月くらい経って、すっかり忘れた頃にひっそりと返金されてるっていう…そんな思い出の１足です（笑）
ー詳しくありがとうございます。話は変わりますが、どのくらいの頻度で、スニーカー買ってますか？
欲しい靴を見つけたら買うって感じなので時期によりますね。だいたい月に1足くらいですが、2週間で5足買ったような時もありました(笑)
ーちなみに1足どれくらいの値段だったんですか？
一足3000円～30000円とまちまちですね。中古品の掘り出し物は安いですし、新品だとUSA、UK製のニューバランスは30000円くらいすることが多いです。
ー10倍ですか、それだけ違っても、買うときの抵抗はないですか？
あんまりないですね(笑) スニーカーにハマったきっかけがニューバランスなんですけど、ニューバランスってアメリカとイギリスとアジア諸国に工場を持ってるんです。そして作ってる工場によって商品の値段が違うんですよ。安いものは5000円ぐらいから、高いものは40000円以上の商品まであります。なので、最初にニューバランスにハマった時に「スニーカーは高いものだと30000円とか普通にする」っていう認識が形成されてしまったんです。洋服だと1万超えたらビビりますけどね(笑)
ースニーカーにはまり始めるきっかけについてもう少し教えてください。
たまたまニューバランスのアウトレットに行ったときに、MD575っていう結構パンチが効いたデザインのニューバランスを見つけたんです。当時は安いしこれ買うかーくらいの気持ちだったんですけど、後で自分の履いてるモデルについて調べたところからニューバランスに興味を持ち始めて。凝り性な性格が災い(？) したのか、いつしかニューバランスオタクみたいになってました。最近は他のブランドにも手を出し始めて、今に至ります(笑)
ーそれがどのようにスニーカー同好会設立につながるんでしょうか？
先ほど少しお話ししましたが、人気のスニーカーって争奪戦が激しくて、大概発売した瞬間には店頭に並ぶことなく完売してるんです。ちょうどライブのチケット販売みたいな感じですね。そこで、スニーカー抽選に協力してくれる人が欲しいっていう結構よこしまな気持ちからサークルを作ったのはあります(笑)。 最初は入ってた別のサークルの後輩を勧誘して二人でやってたんですけど、翌年の４月のサーオリ（サークルオリエンテーション）に参加したら、新入生が３人ぐらい入りますって言ってくれて。そこから気づいたらメンバーも１０人に増えて、学祭展示とか、スニーカーイベントへの参加とかもするまともなサークルになりましたね。
ーでは最後に、今後の展望を教えてください。
興味があるのは、スニーカーを通じて外のコミュニティーと繋がることですね。例えば、大学のスニーカー同好会って、ツイッターで調べる限りではまとも活動してるのはうちだけなんです。でも当然全国の大学生でスニーカー好きな人はいっぱいいるわけですし、そんな人たちとスニーカーを通じて知り合えたら嬉しいですね。ていうかそれ以前に、阪大生に認知してもらえるように頑張ります…(笑)
ーなるほど、素晴らしいと思います。今日はありがとうございました。
*1 atmos：日本を代表するスニーカーショップ
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